各種無料サービスの提供によりモバイルユーザの利便性は向上しますが、Webビジネス領域のサービス開発者は自分の知識や技術の収益化(マネタイズ:Monetize)の課題に直面します。
特に、安全系アプリの有料化には、誰もが脅威に遭遇した際に「自助の精神」を発揮することが身の安全に繋がることを認知しているのにもかかわらず、
・国民の安全を保障するのは国家の責任
・自分だけは大丈夫
等の考えからか、無料配布が当然という社会通念が主流でありマネタイズの障壁になっております。
安全系アプリは、「災害は忘れた頃にやってくる」の例えが有るように、脅威対象はたまにしか発生しない事案に限定されがちです。そのため、安全系アプリ単独では、「本当に常に必要か」という素朴な疑問を払拭することが容易ではなくキラーアプリ化は困難です。従って、必要に応じて、快適系アプリや利便系アプリとの併用も考慮したハイブリッドなアプリ構成によるキラーアプリ化を推進します。
当社は、上記の社会通念を考慮し、安全系アプリは社会貢献の一助、一方、快適系アプリは受益者負担の原則に則りサービス提供します。
安全系アプリと快適系アプリでは、サービスを無料提供する基本サービスと有料提供するオプションサービスに分類し、各種マネタイズ手法の中からアプリ毎に最適な手法を選択します。
マネタイズの手法には、下記の4つの手法があります。
1.広告モデル
・広告収入が収益源
・インプレッション型:広告表示を成果とする
・成果報酬型:広告のクリックや商品購入を成果とする
2.課金モデル
・アプリやサービスの特定の機能を利用する際に課金
3.ECモデル
・電子商取引(EC: Electronic Commerce)に伴う手数料で収益
4.仲介モデル
・エンドユーザと商品やサービスを提供者を結び付けるマッチング用のプラットフォームサービスを提供し、仲介料で収益化